この世に生を受けた子ども達は、自分が笑うことでご両親が微笑み、寝返りができるようになれば笑顔で喜び、立てるようになれば、言葉が言えるようになれば喜びと、身近な方が愛してくれている。喜んでくれる、ほめてくれることに喜びを感じ成長していきます。
しかし 成長とともにそのぐらい当たり前、大きくなったんだから、など人と比べることに気をとられ、できたことに対する喜び合いや、してくれたことに対しありがとうの言葉をかけることさえ忘れてしまっているように思います。
神愛幼稚園で3年間の目標に掲げている「はい・ありがとう・ごめんなさい(年少)いつも喜んでいなさい絶えず祈りなさい(年中) ひとからしてほしいことを自分からしなさい(年長)」は、返事や挨拶・相手への思いやり・人からしてもらだけではなく率先して自分から良い行動をとれることを目標としています。
また自ら動くことで体験を積み、成長していけるよう、大人が先回りするのでなく、子どもの力を信じて待ち、一つ一つの体験の場を大切にしながら「できた」を沢山経験していけるよう、子ども達を導きあるいは後押しをし、喜びや感動を共感しながら、心の豊かな子どもに育っていくように力を注いでいます。
神愛幼稚園 園長 増田かおり